Mimaki TxF150-75

ミマキ(Mimaki)の技術を詰め込んだ「安心安定」のDTFプリンターTxF150-75

「TxF150-75」とは、ミマキ(Mimaki)が初めて市場に投入するDTF(Direct To Film)プリント用のプリンターであり、最大で80cmの印刷幅を実現しています。このプリンターで使用されるDTF専用の熱転写顔料インク「PHT50」は、CMYKと白の5色で構成され、繊維製品の安全性を保証する国際規格「OEKO-TEX®(エコテックス)」のECO PASSPORT認証を取得しています。

従来のDTFプリンターでは、白インクの詰まりやインクの不適切な吐出が問題となっていました。これに対処するために、Mimakiではアルミパックを使用した新しいインク包装方式の導入と、白インク循環機能MCT(Mimaki Circulation Technology)※1を搭載し、これらの問題を解決しました。さらに、プリンターの安定稼働を支えるMimakiの技術、NCU(Nozzle Check Unit)※2とNRS(Nozzle Recovery System)※3も装備しています。これらの技術により、作業の中断なく連続して印刷を行い、お客様のニーズに応えます。

※1 Mimaki Circulation Technology:白インク循環機能
※2 Nozzle Check Unit:ノズル抜け検出機能
※3 Nozzle Recovery System:ノズル抜けを他のノズルで補う機能

TxF150-75の特長

安定稼働を実現する数々のMimakiの技術

MCT Version2(Mimaki Circulation Technology Version2)ダンパ※内のインクを含めたインク経路全体を循環させることでホワイトインクの吐出が安定し、頻繁なノズルクリーニングによる無駄なインク廃棄を減少します。

※ヘッド上部のフィルタ

MCT Version2

NCU(Nozzle Check Unit)
センサーがノズル抜けを検出、自動クリーニングでノズル抜けを解消することで、成果物の無駄を減少します。
NRS(Nozzle Recovery System)
クリーニングをしてもノズル抜けが解消されない場合でも、サービスマンの修理を待つことなく、生産性を維持したままプリントを継続できます。

※ノズル位置によっては、リカバリーできない場合もあります。

NCU NRS

安心を約束するMimakiオリジナル熱転写顔料インク PHT50

脱気済みアルミパックインク方式を採用。インクへの気体混入を抑え、白インクを含むすべてのインクのノズル詰まりを低減し、安定したインク吐出を実現しています。インクボトル方式と比べ、プラスチック使用量を削減できるため、環境負荷の低減にもつながります。

PHT50

Mimaki初の熱転写顔料インク「PHT50」は、スイスに本部を置くエコテックス国際共同体が定める『ECO PASSPORT(エコパスポート)』認証を取得済みです。「エコパスポート」は、繊維製品の安全性に関する国際規格であり、インクの安全性が第三者機関によって証明されています。PHT50は環境負荷を低減し、安心・安全に配慮したインクです。

安心のMimakiブランド

プリンタからインク、RIPソフトウェアまで開発するMimakiならではのトータルサポートが可能です。

納得の安心サポート

DTF方式だから、生地選ばず、版なし、前処理なしで生産効率アップ

DTF(Direct to Film)方式により、混紡やポリエステルなどの幅広い生地に、
また濃色のTシャツ印刷にと、活躍の場が一気に広がります。
さらに、ラバー転写のカストリの作業も不要のため、生産効率が大幅に上がります。
DTF方式プリンタの採用により、今までの課題であった、様々な現場の悩みを一挙に解決します。

シルクスクリーン、熱転写ラバーシート、DTGとDTF方式の比較

シルクスクリーン方式

シルクスクリーン方式
版が必要
フルカラー印刷が困難

熱転写ラバーシート方式

熱転写ラバーシート方式
カストリ作業に人手と時間が掛かる

DTG方式

DTG方式
DTG(Direct To Garment)方式・・・ポリエステル素材やホワイトインク使用時に面倒な生地の前処理が必要

DTF方式

DTF方式
版が不要
カス取り作業が不要
前処理が不要でさまざまな生地の使用可

用途例 DTFプリントシステム1台で多様な生地の加飾が可能

Tシャツ
Tシャツ(綿)
スポーツウェア
スポーツウェア(ポリエステル)
トートバッグ
トートバッグ(綿)
ウィンドブレーカー
ウインドブレーカー(ナイロン)
ナップサック
ナップサック(ポリエステル)

DTFとは

DTFとは

DTFフィルムにプリンタで直接印刷し、接着パウダーをふりかけ、熱を加えて乾燥させたインク層を作るプリント方式。作成したインク層を熱プレスしてTシャツ等の生地へ圧着します。

※DTFプリントに向けて当社が提供する製品はプリンタとインク、RIPソフトで、インク層の作成に用いるフィルム、ホットメルトパウダー、パウダー塗布装置および後加工機、熱プレス転写機については販売代理店にお問い合わせください。

使いやすさと高機能を両立したRIPソフトウェア ”LasterLink7”

せっかくの高機能ソフトも使いこなすのが難しければ意味がない…
ミマキの「RasterLink®」は、わかりやすさと使いやすさに徹底的にこだわって開発したRIPソフトウェアです。
新開発の「RasterLink7」は「RasterLink6Plus」をより高機能で使いやすくパワーアップ! RIP処理速度・ユーザビリティ・生産性が向上し、差込印刷(バリアブル印刷)に対応しました。

概要

  1. PDFデータの特殊効果(透明効果など)の再現性UP
  2. PDFデータの高速RIP処理により、生産性が向上
  3. 差込印刷機能で一品一様の印刷が可能
  4. お気に入り設定の統合、ログのポップアップ表示などUIの使い易さを向上
Raster Link7

使いやすさと高機能を両立

差し込み印刷機能で一品一様の印刷が可能

差し込み印刷機能

特色版生成

DTFプリントに向いた、「背景以外有効」設定を新たに搭載。

ベクターデータ、CMYK=0%で作成したオブジェクトを特色版として作成します。

対応画像データ形式はEPS、PS、PDFです。

特色版生成

レイヤー調整

カラーとホワイトのレイヤーが完全に重なっていない場合、各レイヤーのサイズと位置を微調整することが可能。

レイヤー調整1

<サイズ補正>
・太らせる:白版を中心から広げる
・細らせる:白版を中心から縮める

レイヤー調整2

<位置補正>
・幅:値を増やすと左方向、減らすと右方向へ移動
・送り:値を増やすと奥へ、減らすと手前へ移動

レイヤー調整3

製品仕様

製品仕様はコチラから

製品仕様

TxF150-75
プリントヘッドオンデマンドピエゾヘッド
プリント分解能720dpi、1,440dpi
インク種類/色熱転写顔料インク PHT50(C, M, Y, K, W)
容量600ml インクパック(ホワイトのみ500ml )
循環機能ホワイトのみ有り
最大作図範囲800mm
メディア最大径810mm
厚さ1.0mm 以下
ロール重量45kg 以下
インターフェースEthernet 1000BASE-T、USB2.0 Hi-speed
電源仕様本体:単相AC100〜120V/200〜240V±10%、50/60Hz±1Hz×1
消費電力100V系:0.9kW以下 200V系:1.2kW以下
適合規格
VCCIクラスA / FCCクラスA / IEC62368-1準拠ETL /
CEマーキング(EMC指令、低電圧指令、機械指令、RoHS指令) /
CB認証 / REACH / エナジースター / RCM / KC
外寸寸法(W×D×H)1,965mm×700mm×1,392mm
本体重量126kg

インク仕様・インク配列

DTP 専用水性顔料インク PHT50 仕様
インク名PHT50
インク色5色(C, M, Y, K, W)
包装形態アルミパック
容量600m(l C, M, Y, K)、500m(l W)
認証Eco Passport
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